多面的な観察と意見による自己納得 4月第5週号

20144月第5週号(#7コーチング

近代の学習とは、昔みたいに教授から一方的に教えられたり、答えを要求されたりするのではなく自分、クライアント、第三者等が自由に課題に関して、喧々諤々と話し合い、自分の納得する答えを自分らで見つけることです。

Perspective

現代のいろいろなスピードと混沌とした複雑な課題の解決方法はその問題を多面的に検討することが大切です。 基本的には自分が正しいと思って居ても、相手は違う意見を持っているものです。又その二人の話を聴いている第三者はもっと別な見方が出来るものです。
これらの見方をコーチングは基本の視点と言います。文化も違えば、習慣も違う、また宗教も違えば家族構成も違う。単純ではない意見が出て当たり前になっている世の中です。

単なる多方向からのいろいろな見方を観察(Perspective)と言って横軸にすることを言います。
又もっと内容を掘り下げて深く掘り下げて考える事を(Explore)と言って縦軸にとり、問題解決にはこの横軸と縦軸を考えバランスよく判断することが大切です。

先ごろのマイケル・サンデルが良くいろいろな質問をしながら展開させているのもこの多面的な観察(横軸)と多面的な深考(縦軸)を取って質問のバランスを取っているのでいろいろな意見が出てなかなか結論が出ないみたいですが、それはコーチングの質問では当たり前のことと思ってください。日本ではコーチングが進んだおかげでやっとこの質問の仕方がこの頃取り入れられてきました。

皆さん良く自分の信念ということを言います。これも同じ見方をすれば縦軸は自分が本当に内面から信じていること(intrinsic)で、横軸は他人から言われてそうだと信じている外からのInputのこと  (Extrinsic) を指します。 又他人から言われたのですが、長い間に自分のものに本当になって来たものもあります。昔ならったことが何度も何度もインプットされたおかげでまるで自分がそのように考えていたみたいなものです。(Introvert

これらの思考法に皆さん早く慣れることです。今の日本の研修はどんどんとWebにとって替わられてきています。それも一法方向だけでなく、双方向です。未だに先生の言うことを鵜呑みにしている人も多く居るくらいですから、如何に思考法が遅れているのかが判るでしょう。これらの先生で自分の言って居る事だけが真実だという一方的な教鞭をとっている方々は如何に生徒が退屈しているばかりではなく先生が早く変容してくれないかと考えていることを知るべきです。

全く同じことがビジネスにも言うことが出来ませんか。あなたの上司、研修者にこのような方が居ないことを祈ります。このグローバル化になった世界中のビジネスでは既にITの理解無くしてはやっていけません。しかしITに頼ってはだめなのですが、デジタルとアナログの思考が混じったのが未来の人間の思考です。技術に関して科学立証されている技術系のものに関しては違います。
人間は論理性と感情を一緒に考える事の出来る思考力を育まないと世界を股にこのシステムがダイナミックに動てる思考の中ではついていけません。今良いと思ったことが明日には陳腐化しているからです。

必要なのは教えられることではなく自分らでこれらの変化を察知して発達段階的に変化に対応していくことです。

どんどんと変化していく学習のための一般研修、ITテクノロジーが発達すると紙が要らなくなるだけでなく講師も本当に良い人のみが残り、後はWebinerやWebによる双方向の研修体制になっていきます。
又本当に研修が必要な人は英才教育を受けるようになります。特に経営者、トップリーダー、本部長級の人達は普通の人と全く違う見識と創造性が発揮できるような資質環境の提供です。この環境を造らないとグローバル化には対応できなくなってしまいます。

このような環境に今から入り込まないといざという時にはもう手遅れになってしまいます。
会社の使命はこれから会社を担っていく幹部、リーダーにはこれらの環境を与えることが大切です。

Webの発達振りは皆さんの思って居るよりも10倍も速く進んでいます。3年経つと今のWebは全く変わっているでしょう。

この内容はもっと深く検討することが必要です、追って縦軸を強化してブログにアップしますのでご期待ください。



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